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深度センサーカメラと骨格検出をあわせた人体検出技術

老人ホームでの徘徊を対策。
深度センサーカメラと骨格検出をあわせた人体検出技術

老人ホームでは、入居者の徘徊が発生する場合があります。徘徊によって施設外に出てしまうと、行方不明や事故などの重大な問題が発生する可能性があります。本技術では、深度センサーカメラを使用して3次元的な判定を行い、骨格検出によって指定されたエリア(出入り口など)に侵入した人を検出します。また、骨格検出により部位ごとの判定も可能で、シチュエーションに合わせた設定が可能です。例えば、窓を乗り越えようとする際に窓枠にかけた足は検出するが、手は検出しないといった設定ができます。

解決できる課題

  • 徘徊などの重大事故につながる行為を検出したい
  • 既存ソフトの2次元的な判定では場所の都合で設置が困難

利用シーン

  • 出入り口を通過しようとする利用者の検出

    出入り口に設定された検出エリアに体の部位が侵入すると検出します

  • 窓に足をかけて外に出ようとする利用者の検出

    窓に設定された検出エリアに足が侵入すると検出しますが、手が侵入しても検出しないようにすることが可能です。

  • 転倒した利用者の検出

    床付近に設定されたエリアに頭が侵入すると検出します。

  • 暖房器具などの高温部に触れようとする利用者の検出

    暖房器具高温部に設定された検出エリアに手が侵入すると検出します。

特徴

設定エリアへの侵入検出

深度センサーカメラを使用して設定されたエリアへの人体の侵入を検知し、アラートや職員の端末に通知します。出入り口の監視だけでなく、窓やベランダの乗り越え、コンロなどの高温部への接触防止など、様々な場面で活用できます。

3次元的なエリア設定

エリアを3次元的に設定できます。カメラの画角の範囲内で、手前や奥側の侵入を検出しないように設定することも可能です。カメラの設置スペースが出入り口正面にしかなかった場合、2次元的な範囲設定では手前の通路を通った際にも検出され、出入り口の通過という目的に対して誤検出になってしまいます。3次元的に出入り口部分のみを判定エリアに設定することで手前の通路を通っても検出はされず出入り口の通過の検出という目的に沿った検出を実現しています。

検出部位を設定可能

エリアに侵入する体の部位ごとに検出のON・OFFが設定可能です。例えば、窓に手をかけるのは許容するが、足をかける行為は検出したいといった、シチュエーションに応じた設定ができます。

選べる通知設定

用途や運用方針に応じて、検出時のリアクションを変更できます。その場でアラートを鳴らす、メールで通知する、LINEで通知するなど、様々な通知方法を選択できます。

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