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手袋・帽子などを検出できる物体検出技術

工場での身だしなみをAIでチェック。
手袋・帽子などを検出できる物体検出技術

工場での品質管理・衛生管理において身だしなみチェックは重要な項目です。この技術では、AI(物体検出)によって手袋や帽子などをチェックし着用の有無を判定することで作業者が適切な身だしなみであることをチェックします。手袋や帽子が一般的ではない工場独自の色や形のものでもAIに学習させることによって対応可能です。身だしなみチェックの自動化により、品質管理・衛生管理を助けます。

解決できる課題

  • 身だしなみのチェックを自動化したい
  • デザインが一般的ではなく既存のソフトでは判定できない

利用シーン

  • 食品加工工場での衛生管理、半導体工場での品質管理

    帽子・手袋・靴の着用をチェック

  • 建設・工事現場での服装の点検

    ヘルメット・革手袋・安全靴の着用の点検

特徴

身だしなみの自動チェック

AI(物体検出)によって手袋や帽子など人が身につけるものの有無をチェックします。手に手袋・頭に帽子など各部位に正しいものを着用しているかを判定することで身だしなみをチェックします。

判定物の追加

AIに学習させることによって判定する対象物を追加することができます。学習にはアノテーション作業が必要ですが骨格検出によって各部位を特定することで自動でアノテーションを行うことが可能です。

技術

骨格検出によるアノテーションの自動化

アノテーションは、画像に対して種類と位置を示したデータを作成することで非常に手間がかかります。この技術では、骨格検出を組み合わせることにより、各部位を検出し部位ごとに頭は帽子・手は手袋・足は靴など自動でのアノテーションを実現しています。

通常のアノテーション

  1. アノテーションする画像を撮影し取り込みます。
  2. 取り込んだ画像に対して判定したい物体を囲み位置を示し、物体の種類名をつけて保存します。
  3. 150枚ほど①~②を繰り返し、アノテーションしたデータを作成します。
  4. アノテーションデータを元に学習します。

骨格検出によるアノテーション

  1. 全身を撮影し、各部位に種類と範囲を指定します。(例:手に手袋、頭に帽子など)
  2. 検出対象を身に付けカメラの前で回り自動でアノテーションデータが作成されます。(2~3分:150枚程度)
  3. 作成されたアノテーションデータをもとに学習します。

留意点、デメリット
骨格検出によって部位からアノテーションする対象を設定するため、着用位置がマチマチだったりするものは自動でアノテーションできません。

検出例

  • 帽子

  • ヘルメット

  • マスク

  • 防塵マスク

  • 手袋

  • 革手袋

  • 作業靴

  • 安全靴

全体が透明なものは検出できません。(例:保護メガネ)

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